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カッツォと兄の対談(的なもの)


「どうも、カッツォです」
「兄で〜す」
「私がSS作家になってから、ついに1年が経過しました」
「1年前の9月17日、処女作『そんなこともあるさ』が掲載されたんだよな」
「一応記念すべき日なので、こんなもんを書いてみました」
「……で、何をすればいいわけ?」
「……別に。気の赴くままに喋ればいいです」
「適当だな、おい。っていうか、何で俺なんだ? 普通妹とかじゃねぇ?」
「ま、そこが特別なわけで。それに、一番使いやすいですしね」
「そういや、俺はいったいどうやって生まれたわけ? よくあるじゃん、製作秘話とか」
「そんなもんないです」
「……あ?」
「何となく書きました。以上」
「おい」
「まぁ、私の兄としての理想形ですかね。それがいつの間にかできてたんでしょう」
「こんなのがか? 自分で言うのもアレだけど……」
「いいんじゃないですかね、別に」
「いやまぁ、悪いとは言わんが……」
「まぁそれはそうとですね、こんなもん書いてることからもわかるかもしれませんが、一応私の中での『兄』は1人だけです」
「それが俺なわけだな?」
「えぇ。どんなSSでも、基本的にはこの『兄』です。まぁ、BDSSシリーズだけは別になっちゃいましたが」
「最初はそれも同じ予定だったんだよな?」
「えぇ、まぁ。でも、いつの間にか別のキャラになっていっちゃいましてね。ま、例外です」
「他のは全部俺なわけか」
「そうですね。ギャグでも、シリアスでも」
「しかし、結構性格違う気がするが?」
「う〜ん……ま、1人の人間でもいろんな面があるということで」
「ごまかしたな……」

「しかしまぁ、時のたつのは早いもんですね。もう1年ですか」
「いやホントに。しかし、1年たってもあんま成長しねぇな」
「そうですねぇ……むしろ退化してるかも?」
「ダメじゃん」
「しかし、この1年色々ありましたねぇ……」
「そうだな……」
「ホント、色々ありましたねぇ……」
「まったくだ」
「いやもう、色々ありましたねぇ……」
「……………………」
「心から色々」
「その色々の中身を言えよ!」
「ま、色々ありましたよ」
「まず、完璧にこっちの人間になったな」
「ギャルゲーもそれなりに色々やりましたしね」
「視力が落ちたな」
「一気に悪くなりましたねぇ……今はコンタクトですけど」
「成績が下がったな」
「まぁ、これは微妙な所ですけどね。下がったのはわずかですし」
「しかしまぁ、何だな。心境の変化も色々あったよな」
「そうですね。それに、趣味も増えましたね」
「電撃文庫とか読むようになったよな」
「電気班とも仲良くなりましたしね」
「1年かぁ……1年前って、どんなだ?」
「さぁねぇ……今とあんまり変わらないんじゃないですか?」
「はは、そうかもな。しかし、あの頃はよく書いたよなぁ……」
「そうですね……平均で2日に1本書いてましたからね。14本目ぐらいまでは」
「最近は全然だな」
「そうですね……パソコンを開くこと自体がまれになってきてますから」
「SSも、もう何ヶ月か読んでないよな」
「まぁ……色々理由はありますけどね」
「一番は?」
「やっぱり、勉強でしょうかね」
「ちゃんとやってんの?」
「ま、一応ね。2年になってからは、ちゃんと成績も上がりましたよ」
「へぇ……他の理由は?」
「う〜ん……スランプ……と言うんでしょうかね? これも。どうも書く気が起こらないのは大きいですね」
「ネタ切れか?」
「書くことはあるんですけどね……いや、BDSSとかは結構ネタ切れ気味な気もしますが」
「ありゃあ直前に考えるからな。ネタが浮かばん時もあるだろう」
「BDSS、結構時間食うんですよね」
「でも、昔は普通に書けてたんだろ?」
「最近は余計なことを考えるのか、あんまり進まないんですよね……」
「……おい、ちょっと愚痴っぽくなってきてるぞ。話を戻そう」
「おっと、失礼。SS作家の話ですね」

「1年前から、文章力は成長したと思うか? 自分自身」
「そうですねぇ……最初の頃よりは、マシになったと思います」
「ま、最初は酷かったしな」
「純粋な文章力という意味では今も成長してると思いますけど、面白い書き方としてはどうなんでしょうねぇ……」
「というと?」
「同じようなことを書いてても、昔の方が面白いこと書けた気がするんですよね」
「ふ〜ん」
「どうも、説明に陥り勝ちというか……しつこくなってる気がしますね」
「しかし、ギャグの質とかも変わったよな」
「そうですね、最近は特に」
「まず、俺があんまし痛い目みなくなった」
「使い古された感じがしますからね……」
「新たな試みってわけか」
「えぇ、まぁ」
「で、失敗したと」
「……えぇ、まぁ」
「でも、大抵のSSでは、今もやっぱり俺はそういう役割だな」
「ま、私の性分なんでしょうかね」
「これからもギャグなのか?」
「たぶんそうでしょう。それが一番合ってると思います」

「しかしまぁ、この1年いろんな人との出会いがあったよな」
「そうですねぇ……色々な話も聞けました」
「それだけでも収穫じゃないのか?」
「そうですね。この場を借りて、お礼言っときましょうか」
「おう、言っとけ」
「今まで私にメールをくださった皆様、掲示板でお話してくださった皆様、他、どうもありがとうございました!」
「特に、感想をくれた人には感謝だな」
「ホントそうです。そのおかげで今まで続けられたんですからね。感謝です!」

「さて……じゃあ、今後についてでも喋るか?」
「そうですねぇ……まぁ、よくわからないというのが正直なところですが」
「それじゃ話が進まんだろうが」
「執筆活動は続けていきたいと思います。受験が本気でヤバくなるまでは」
「ほぅ」
「でも、ペースは落ち気味になるかもしれませんね」
「やっぱり勉強か?」
「やる気の問題も含めてですが。大学に入ったらペースが復活するかもしれません」
「遠い話だな……1年半後かよ」
「どうなるか、その頃になってみないとわかりませんけどね」
「1年半たっても、俺が俺でいられたらいいな」
「そうですね。1年半たっても、こうやっていられたらいいですね」
「で、2年後の今日にはまたこうやって話そうか」
「えぇ、そう願いたいです」
「なんか、親友同士の別れみたいになってきたな」
「似たようなもんじゃないですかね? あなたは私の分身ですし」
「そうだな……ま、今すぐ別れるわけじゃないけどな」
「はは、そうですね。何が起こるかわかりませんが、とりあえずこれからもよろしくお願いしますね」
「おぅ、こちらこそな」
「これを読んでくださっている読者の皆様も、今後とも、どうぞよろしくお願いしますね」
「こんなヤツですけど、よろしくしてやってください」
「それでは最後に、1年間の感謝を込めまして……」

「「みなさま、1年間どうもありがとうございました!」」





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