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少女達の会話2

作者:カッツォ


「はぁ……何でこんなことになるかなぁ……」
「ふむ……エレベーターが…突然止まるとはね……」
「やっぱり、花穂がドジだからかなぁ?」
「いや……それは関係ないんじゃないかな……」
「ねぇ、魔法とかでポーンと直せないの?」
「あいにくね……鈴凛くんあたりなら……あるいは……何とかなったかもしれないが……」
「はぁ……こんな時にお兄ちゃまがいてくれたらなぁ……」
「それは……確かに言えてるね……兄くんの血を使えば……」
「……いや、お兄ちゃまがいれば安心できるから……」
「そして……世界は破滅するのさ……」
「あの……?」
「フフ……世界は私のためにある……」
「えっと……」
「ウーララーウララーウラウララー……」
「それは違うでしょ!? っていうか、歳いくつなの!? 読者にわかりづらいよ!」
「……………」
「……………」
「……………」
「ちょっとした……冗談……」
「そ、そう……」
「……………」
「……………」
「……………」
「2人だけだね……」
「あぁ……」
「……………」
「……………」
「まだ、動かないね……」
「あぁ……」
「……………」
「……………」
「……花穂たち、ちゃんと出られるよね?」
「あぁ……恐らく……少しトラブルが起こっただけ……心配はいらないよ……」
「よかった……」
「この機会に……花穂くんのドジの秘密も……研究してみたいんだがね…………………解剖して……」
「……ん?」
「いや……何でもない……」
「はぁ……」
「……………」
「……………」
「……………」
「……部活」
「え?」
「部活は……頑張ってるかい……?」
「うん、まぁ」
「そう……」
「……………」
「……………」
「……………」
「チア部……だったね……?」
「うん」
「いつもは……どんなことをするんだい……?」
「えっと……チア、かな……」
「へぇ……」
「うん……」
「……………」
「……………」
「大会とかは……あるのかい……?」
「うん。うちはね、毎年全国大会までいくんだよ」
「へぇ……それは凄いね……」
「うん、結構凄いんだ」
「あぁ……凄い凄い……」
「うん……」
「……………」
「……………」
「……………」
「あのね、花穂ね、今回はちゃんとレギュラーにも入れたんだよ」
「ほぅ……それはおめでとう……」
「うちのレギュラーってすごい倍率で、みんなと〜っても上手いんだ」
「へぇ……つまりそれは……君も含めて、ということかな……?」
「え? えっと……そうなる……のかな?」
「へぇ……」
「うん……」
「へぇ……」
「………え? 何それ?」
「いや……別に……」
「そう……」
「……………」
「……………」
「……………」
「……お姉ちゃまは?」
「……ん?」
「科学部……だったよね?」
「あぁ……」
「どんなことやってるの?」
「………生体実験とか……かな……」
「ほ、本格的なんだね」
「まぁね……実に色々なことが……わかるんだよ……」
「ふ、ふ〜ん。例えば?」
「例えばそう……花穂くん、君の脳に……直接電極を埋め込むとしよう……そこに電気を流すとね……ひとりでに……体が踊りだすことがあるんだ……」
「へ、へぇ……」
「そうそう……声帯をね……直接震わせるのも面白い……実に……いい泣き声を出したりするんだ……」
「う……なんか気持ち悪くなってきたよ……」
「フフ……君にはちょっと……刺激が強すぎたかな……?」
「そうかも……」
「……………」
「……………」
「……………」
「…………ねぇ、お姉ちゃまの学校ってさ」
「……ん?」
「もしかして、失踪事件がよく起こったりするの?」
「ほぅ……よくわかったね……ついに……目覚めたのかい……?」
「あ、当たってるんだ…………っていうか、目覚めたって何に……?」
「最初に消え始めたのは……科学部の部員達だったね……そう……ちょうど私が入部した頃からか……フフ……今では……私1人だけの部さ……」
「ふ〜ん……」
「もっと詳しい話をするとね……」
「ん〜ん、いい。遠慮しとく」
「そうかい……? 残念だ……」
「……………」
「……………」
「……ねぇ」
「ん……?」
「お兄ちゃまは…………その…………どんな女の子が好き……なのかな?」
「ふむ……」
「花穂、そういうのとかよくわかんないし……」
「そうだね……あえて言うなら……『魔法を使える女の子』……かな……」
「えっ!? そうなの!?」
「…………………………まぁ」
「か、花穂にもできるかな?」
「……………えっと………努力次第……かな……?」
「うん! 花穂、頑張るね!」
「…………………頑張ってくれたまえ……」
「……………」
「……………」
「……………」
「……………」
     ガタン!
     ウィィィィィィ…
「あ、動き出した!」
「あぁ……そのようだね……」
     チーン
「ふぅ〜、やっと出られた〜!」
「ふむ…よかったね…」
「よぉし! じゃあ、早速魔法の練習しなくっちゃ!」
「…………………フフ……ならば……私が指導してあげよう……」
「ホント!? やったぁ! お兄ちゃま、待っててね!」













あとがき
どうも、カッツォです。
はふぅ…またわけのわからんものを書いてしまった(汗)
会話だけシリーズ第2弾です。
今後も続くのかどうかは謎です(爆)
しかしまぁ、前回よりさらに分かりにくくなってますね…
『…』がやけに多いのは、別に手抜きではありません。
ただでさえ短い上、『…』を抜いたらありえないほどの短さになったりしますが、決して手抜きでありません(殴)
しかしまぁこのSSは、文章で読んでもイマイチ面白くないかもしれませんね…
この微妙な間が売り(?)ですし。
まぁ何にせよ、読みにくい割にイマイチ(死)
え〜っと、とりあえず(その他、いろんなことで)ごめんなさい。
感想はもちろん、てめぇふざけんじゃねぇ! というものまで、何でもいいので送っていただければ幸いです…



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