皆さんどうもこんにちは、鞠絵です。
どうも、作者から嫌われているのかわからないのですが…、
私…各SSでの出番が少ないのです!
でも!
今回は私のBDSSということで、「主演」らしいのです。
あっ、メインヒロインです。
でも…こんな前説みたいなことをしてる時点で何か怪しいんですけど…。
ちちちちち……
「ん…」
…朝……ですか…?
これは……小鳥のさえずり、ですね。
まさか朝の目覚めのシーンなんて美味しい場面まであるのですね…。
そうですね…まずは…。
えと………あっ!
「めがねめがね」
………一人でやってもつまらないものですね。
う〜ん…小説だと、相手の男の人との出会いやボケに使えるのですが…。
一人だと寂しくなりますね。
そういえば眼鏡と言えば…少し気になりますよね…。
眼鏡が頭の上にのってるのにどこにいったかわからなくなる、って現象。
しかも大抵の人が眼鏡がないと視界がぼやけて見えないって人なのに…。
なぜ眼鏡を頭の上にのせたのでしょう?
顔を洗うときに……でも習慣付いていたら忘れませんよね…?
まぁ、私の眼鏡は飾り……あ、あら私なにかいいましたか?
……め、眼鏡っ子は大抵各々の小説やゲームでは一人くらいしかいないので、
人気は一人占め……なのですよ、たぶん。
あっ、話がそれてしまいました。
……って、まだ何も話していませんでしたね。
それに、ここにいるのは私一人だけ…みたいですし。
「わんっ」
「!?」
ぼごっ!
「きゃうん!?」
「ダメですよ、ミカエル。今日は私がメインなんですからね」
「く、く〜〜ん…」
「!?」
ぼごっ!
「きゃうん!?」
「ミ・カ・エ・ル(はぁと)」
「…………」
「はい、よく出来ました」
本当にミカエルはいい子ですね。
私の言うことをすぐに理解してくれます。
あっ!
そうです、私は眼鏡っ子な犬使いですね。
他の眼鏡っ子さんよりも一歩リードしてます。
それにお兄ちゃんっ子だなんて……なんて萌えポイントを抑えてるんでしょう。
こんこん
「あ、はい。どうぞ、開いてますよ」
「鞠絵さん、おはようございます。検診の…」
ばごっ!
「はぐっ!?」
「すいません、今日は私がメインヒロインなので必要最低限のこと以外は喋らないでください」
「あ、あの…。鞠絵さん…?」
「それに必要最低限のことは私が喋りますので」
「あの…」
ばごっ!
「はぐっ!?」
「検診、よろしくお願いしますね?」
「…………」
本当に優しい看護婦さんです。
私が困っていたらいつでも優しく助けてくれます。
あっ!
そうでした。私、病弱ですね。
なんで忘れてはいけないことを忘れてたんでしょうか?
それに、美人看護婦(私には劣りますが)に看護されてるってことで、
その看護婦さんのフラグはたたない、でも看護婦さんのイベント&CGをみたい…。
そこから派生して私の人気も急上昇…。
本当に私って……罪な女ですね。
え? シス○リに看護婦さん関連のイベントはない?
………まぁ、妹萌えがメインですからね。
「あの、鞠絵さん…?」
「あっ、おはようございます」
こちらの方は私の主治医さんです。
まぁ、私の魂を現世に留めていてくださる方ですから発言を許しましょう。
さり気に他キャラの特徴を奪うなんて、なんて泥棒猫なんでしょう。
「あの鞠絵さん…」
「はい、なんでしょう?」
「検診を…」
「あっ、はい。どうぞ」
変な主治医さん?
なんで今日は確認をするんでしょう?
それにしても……今日は静かですね、この部屋。
小鳥のさえずりも…いつの間にか聴こえないですね。
はぁ…今日もいい天気ですね…。
「「「……………」」」
さて、次は朝食のお時間ですね。
今日のメニューは……目玉焼きですか。
目玉焼きと言えば……ソース派とか醤油派とかいますよね。
私ですか? 私は……。
ぶっちゃけどうでもいいです。
どちらにせよ卵本来の味を誤魔化していることには変わりませんものね。
ちなみに作者は青じそ派……みたいです。
前に目玉焼きに誤って青じそがかかってしまったときに、以外に美味しいかったそうで…。
でも人前では醤油です。
私が説明することではないですけどね。
ミカエルは……千影ちゃんからもらったドッグフードを……。
「……………」
「あら? どうしたのミカエル? 急に震え出して…」
さぁ、お勉強のお時間ですね。
将来のためにしっかりお勉強をしていないといけないんですよね。
たとえ、将来全く役に立ちそうにない「因数分解」や「√」とか、
受験にさえ必要そうにない「ミジンコの生態」みたいな微生物関係のお勉強とかがあったとしても。
実際役に立つのは社会系のお勉強って言う人もいるけど、
よく考えたら別に習わなくても生きていけます、別に困ることもないと思ったとしても。
学校に何をしに行くか……それは友情を育み、体育で汗を流したり、
保険の授業で性についての正しい教養を得たり………そういうことが重要なのです。
あ、先生が来たみたいですね。
「……………」
さすが先生。
私がヒロインだとよくご存知で、静かな授業です。
…授業になってませんけどね。
そういえば、昨日の掃除当番の方は誰でしょう?
窓がとても汚れてます…。
だって、窓に映る私の姿の周りが黒ずんでますもの。
ええ、汚れです。
決して私から出ているわけではないですよ。
この黒っぽい霧は。
「あっ、鞠絵お姉ちゃ……」
「……どうかしましたか?」
「…あ…なんでもなかったよ…」
「そうですか」
どうしたんでしょう?
ちょっと目を細めて、優しい雰囲気をかもし出そうとしてみたんですけど。
誤って睨みをきかせてしまったようですね。
反省しないと、あの子も私も。
「おや。こんにちは鞠絵ちゃん……」
しゅっ…
「ひゃっ!?」
「危ない危ない…後もう少しでお年寄りを私よりも先に逝かせてしまうところでした。まぁ、どちらにしても私のほうが長く現世に留まりますけどね」
「ままま鞠絵ちゃん!?」
「……二度目はありませんよ」
「……………」
がたがたがた…
……?
なんでしょうか?
なにやら廊下のほうが騒がしいみたいですけど…。
「どうかしたのかっ!?」
「先生! 急患が…」
ぼごっ!
ばごっ!
「「がはっ!?」」
「ま、まり…」
「せ、せん…せい……急患が…三人、に…」
「かはっ…と、りあえず…この場から、の撤退を……」
ふぅ、私が油断でもしてると思ったのでしょうか?
私に油断なんてありませんのに。
油断なんてしたら、逝ってしまいます。
というか調子にのって少し喋りすぎですね、この人たち。
トドメでもさして欲しいのでしょうか?
さて、もうお昼ご飯ですね。
今日はとても早く時間が過ぎてるような気がします。
これは、今日という日がとても充実しているから…
いえ、毎日が充実しているからこそ「今日」という日があるんですからね。
日々の生活で私を支えてくれる皆がいるから…。
でも…今日は皆さん静かですね。
と、いうことは…やっぱり皆私のために……?
私がヒロインという名の主役だから…?
……つまり、こういう皆のさりげない気遣いのおかげで私の日々の生活は充実しているのですね。
さて、今日のお昼は……あら?
牛乳がついてますね?
牛乳といえば……小学校などの給食で牛乳が必ずついてるところがありますよね。
あれはどういう意味があるのでしょうか?
牛乳アレルギーの人もいるのに…。
牛乳には栄養があるから?
でも、たまに食事のメニューと牛乳が合ってないときもありますよね?
「コレ食べたあとに牛乳飲むのかよ!?」みたいな…。
ということで、紙パックのお茶、もしくは浄水器のキレイなお水なんてどうでしょう?
そんなに栄養取らせたいならクロレラがお奨めです。
今ならテレショップでお買い得ですよぉ、ってかなり前からやってますが。
あっ、私のテレビっ子な一面が……(笑)
いえいえ、決して牛乳を飲みたくない為の言い訳なんかではないですよ、はい。
この時間はお散歩をしています。
別にコースは決めていません。
気の向くままに、風や花の香りがするままに、ふらふらっと歩いているだけです。
そういえばこの前、菜の花が咲き誇るとってもきれいな場所を見つけました。
ミカエルもとってもはしゃいでいたので、少し調教しました。
折角のキレイなお花を荒らしてしまうところでしたので、少し調教しました。
ええ、本当に少し…ですよ。
それ以来、ミカエルがお散歩についてくるのを少し嫌がってるように思えます。
大人になったんですね、ミカエルも。
さて、と。今日はどこに行こうかな?
そうですね…今日はポカポカなお日様の下、読書でもしましょうか。
あ、あそこの池の前なんて良さそうですね。
読む本は……そうですねぇ、何度も読んでいるのですが…。
やっぱりこれがいいですね。私のお気に入りなんですよ。
『STAMP・DEAD(スタンプ デッド) 著:はむばね』
私の心を激しく揺らす、衝撃の一作でした。
……宣伝? お世辞? 社交辞令?
はて? 私は本当にそう思ったのですけど…。
もうこんな時間……そろそろ帰らないと。
結局あれから2回読んでしまいました。
……ありえない? 時間的におかしい? 何回読む気だ?
はて? 私、本当に読んだのですけど…。
夕食のお時間です。
今日のメニューは…酢豚がついてますね。
ここで酢豚を出しても平気なのでしょうか?
患者の栄養を考えたらこうなった、ということですか?
酢豚といえば…たまにパイナップルがはいってますよね。
あれはなぜでしょう?
甘味をだすためでしょうか?
パイナップルをいれるタイミングって、仕上げ前の豚肉とかを入れるのと同じなんですよね。
甘味…でるのでしょうか?
というか甘酢アンで十分だし……。
誰か知ってる人は教えてください。
西の空に太陽が沈み、全てを暗闇で覆い尽くす夜が訪れるとき、
私はベッドに腰をかけて、兄上様の写真を手にしています。
そしていつものように兄上様のことを毎日かかさず想っています。
遠く離れていてもいつも想っています。
兄上様に会えないときが続いても、私はいつも兄上様のことをお慕いしています。
きっと…きっといつか病気を治して、いつも兄上様のお傍に…。
兄上様……。
「(く〜〜ん…(涙))」
「ミ・カ・エ・ル(はぁと)」
「きゃう〜〜ん………」
あとがき
どうも啓−kei−です。
突然ですが、いや嫌いではないんです!
ただ…あまり鞠絵とは親しくしてなかったので性格のほうがちょっとつかめかねていると言うかなんというか…(死)
え〜〜っと…なんでしょう?
鞠絵を一人にすると壊れる……いや、実際に僕の作品に鞠絵は出番が少ないのでわからないのですが…。
今度から鞠絵の出番を増やして、役どころをしっかりしたいと思います(汗)
今回は鞠絵を使った、作者の私見って作品ですね。
ハッキリ言えば駄作……ですよね、作者の私見だらけの作品って。
ん、まぁ…意外と本人は(出来はともかく)なぜかスッキリしたなぁって気分です。
各々のキャラの性格や相変わらずな作風にツッコミどころ満載ですが、厳格な感想・批判があれば何でもいいので送っていただければ嬉しい限りです。
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