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ぷりん・あ・ら・もーど

作者:九郎さん


坂井 奈々はテキパキと動いていた。
今日は次期党首である凍也がやってくるのだ。
粗相なことはあってはならない。
きちんと掃除が行き届いているかどうかなど屋敷内を念入りにチェックしていた。
ひと段落したので、この屋敷の主を起こしに行く事にする。

カーテンからのこもれみ。
それが、幼い瞳に降り注ぎ、ゆっくりとゆっくりと
少女を覚醒させる。
少女=亞里亞は起きることなく、ふとんに潜った。
だが、今日はそんなことをしている暇などないことを
思いだし、眠たい目をこすりながらベットから出る。

とぼとぼと歩いて、巨大なクローゼットの前にやってくる。
そして、着ていた、ブルーを基調とした、白いレースのフリルが散りばめられた
ネグリジェを脱ごうとした。

コンコン。
ノックをして扉を開き、奈々は深々と頭を下げ、
「亞里亞さま、おはようございま・・・・・。」
見上げると、言葉を失った。
突然、奈々の目の前にチューリップのお化けが出てきたからだ。
それは、ネグリジェを脱ごうとしていて、
だが、何かにひっかかって、なかなか脱げない亞里亞の姿であった。
その状態で、あっちへふらふら、こっちへふらふらしている。
やっと止まり、
「脱げない、ぐすん。」
思うとおりにいかないので亞里亞は涙目になってた。
奈々は”はぁぁぁ”とため息をついて、亞里亞に近づき、
背中のボタンを外してあげる。
ようやく脱ぐことに成功して、亞里亞は新鮮な空気を吸った。
「おはようございます、亞里亞さま。」
「じいや、おはようなの〜。」
亞里亞はのんびりゆったりした口調で答えた。

それから、亞里亞は下着姿のままでクローゼットを開き、
幾重にも並べられた服の数々に目をくばる。
はっきりいって半端な数ではない。
1日1着着てもまだ、あまる。
まさにそれぐらいはあった。
だが、今日は決まっていた。
先日、兄=凍也に買ってもらった、パステルグリーンのかわいいワンピース。
亞里亞はいつもブルーを基調とした衣装を身にまとっていたが、
”グリーン系もいいかもな。”と、凍也が亞里亞を着せ替え人形にして、
試しにワンピースを着せてみた。
それがとても似合っていて、凍也があまりに”かわいいかわいい!”と亞里亞に連呼するので
亞里亞も気に入って、
”兄や、これ、ほしいです〜”と言ったものだから、凍也はなけなしの金で買わされてしまった。
彼の食生活がしばらく納豆とごはんだけだったことは言うまでもない。

亞里亞はそのパステルグリーンのワンピースに着替えると、ドレッサーに向かう。
その長い髪をブラシで丁寧にとき、右側の一部をゴムで止め、その上から白いリボンで結んだ。
(亞里亞さまもずいぶん、ご成長なされましたね)
奈々は近況の亞里亞を見て思う。
フランスからやってきて約1年。
亞里亞はかなり成長した。
今まで、着替えから歯磨き等、かなりのことを執事たちにまかせてきた。
だが、フランスから日本へやってきて、凍也に会い、亞里亞は少しずつ、少しずつ変わっていった。
きちんと自分で着替え、歯磨きをし、やれることは自分でやれるようにしている。

だが、弊害もあった。
さすがに亞里亞が凍也とのデートから帰って来た時
「じいや、おみやげなの〜。」
と、吉○家の牛丼(しかもおしんこ、味噌汁付き)で買ってきた時は
憤慨もしたものだが・・・。
そう、凍也のせいで、上品なレディにならなくてはならないのに、
庶民の一般的な、俗世間もものをインプットされてしまったのだ。
亞里亞は身支度を整えると、ゆっくりした足取りで、奈々に近寄り、彼女を見上げた。
「ねぇ、じいや。」
「なんでしょう、亞里亞さま?」
「亞里亞ね、じいや、みたいに”おっぱいぼいんぼい〜ん”になりたいの。」
「へ?」
あまりのことに、奈々は一瞬言葉を失う。
「亞里亞、昨日、兄やとお電話したの〜。 亞里亞ね、兄やに、”亞里亞が大きくなったら
お嫁さんにしてください。”って言ったの。 そしたら兄や、じいやみたいにおっぱいぼいんぼい〜ん
になったらいいよ、って言ったの〜。 だから。」
亞里亞はキョトンとして、
「ところでじいや、おっぱいぼいんぼい〜んってなぁに?何かのおまじない?」
と、無邪気に問いてくる。
奈々はこめかみをひくひくさせながら、
「亞里亞・・・さま、凍也さまは、他に何か、言ってませんでしたか?」
「ん〜と、あ、ないすばでぃとか、ふぇろもんむきだし〜とか、兄や、言ってました〜。」
亞里亞は目線を上にして、人差し指を唇に乗せつつ、思い出すように語る。
(凍也さまぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!)
弊害その2。
凍也の悪い癖だ。
わざとこうやって亞里亞に変な言葉を教えるのだ。
この前など「じいや、”いきおくれ”ってなぁに? あのね、兄やがじいやに聞いてみなさいっていったの〜。」
ときたもんだ。
奈々、怒りMAX!
「じいや、怖いです。 くすん。」

亞里亞は軽く朝食をとり、口元をナプキンで拭うとそそくさに
自分の身長ぐらいある椅子から飛び降りる。
「あ、亞里亞さま、どこへ?」
「サンタのおじいちゃんのところ〜。」
と、たたたっ、と駆け出して行く。

ちらりと厨房の入り口から亞里亞は顔を覗かせると、
泉家5人のおかかえコックがところ世話しなく動いていた。
その雰囲気の状態に入り込めないでいる亞里亞に気づき、白髪のひげをはやした
一番年配の男が亞里亞に近寄る。
「これはこれは亞里亞さま。 こんなところへどうなされました?」
男=コック長である高野 一也がにっこり笑うと亞里亞もつられたにっこりに笑った。
亞里亞はコック長のことが大好きだ。
いつもおいしいおかしを作ってくれるし、なによりその容姿だ。
少し太めの体系で、しかも白髭をはやして、顔はとってもやさしい顔をしている。
その特徴から、絵本に出てきたサンタそっくりで、亞里亞は小さいころから
彼をサンタと信じていた。
コック長=高野 一也氏もまた、亞里亞をまるで孫のようにかわいがっていて、
クリスマスにはサンタの格好をして、小さな天使にとびきりおいしいケーキを
プレゼントしてくれていた。
だから大好きなのだ。
しかし兄=凍也の次だと限定されが(笑)

亞里亞は腕をもじもじさせつつ、
「あのね、あのね。亞里亞、お菓子の作り方、教えてほしいの〜。」
「お菓子を?」
亞里亞はコクンと頷いて、右手の人差し指をちょこんと唇に寄せた。
そして亞里亞はキョロキョロと周りを見渡した後、コック長に
おいでおいでをする。
コック長は亞里亞に寄り、彼女と同じ目線になるようにしやがむ。
亞里亞はコック長の側までより、彼の耳元に手をあてて、ないしょの話をする。
「ああ!」
亞里亞からのないしょの話を聞いて、コック長はどうして亞里亞がお菓子を作りたいか合点がついた。
コック長は亞里亞と目を合わせて、
「亞里亞さま、それは素敵なことですね。 もちろんよろこんで協力させてもらいますよ。」
そう言うと、亞里亞は嬉しそうに微笑んだ。

「さて、どうしたものか?」
コック長は悩んだ。
亞里亞にお菓子の作り方を教えるのはいいとしても、いったい何を作らせようかと。
腕組みしながら考える。
自分が見てきた限りでは、亞里亞は一度もお菓子を、否、料理すらしたことがないだろう。
しかも、お菓子は今日中に、しかも、3時ぐらいまでに完成させなければならない。
その条件にマッチするお菓子はいろいろあるが、果たしてどれをやらせるか?
高野が”ん〜”と、うなって考えていると、
「師。」
5人のコックの一番若い青年、木村 信二がやってきた。
彼は、高野の一番弟子だ。
信二はそっと、高野の前に4つの箱を出した。
「おお、これは。」
「これなら亞里亞さまにも、簡単ですぐにできるはずです。」
「そうだな、ありがとう。」

亞里亞はさっそく、高野にエプロンをつけてもらい、キッチンデビューをはたした。
そして今、亞里亞は厨房の台に手が届かないので、台座の上で、
一生懸命ボールの中の生クリームをホイップしている。
「しっかりまぜてくださいね。」
「は〜い。」
亞里亞は元気よく答える。
クリームが完成したら、次は4つの色の液体
を作り始める。
高野はゆっくり、ゆっくりと亞里亞のペースに合わせて、説明をし
手ほどきをして、進めていった。
亞里亞も、高野が始めてみる真剣な顔で、”はい”と元気よく
返事をして作業をしてゆく。
手つきが慣れていないせいか、ときどき高野をドキッとさせたが、
フォローをしてみせる。
液体が完成して、器に移す作業に入る。
高野は白を基調に水色のウサギが沢山書かれているココットを
キッチンの上に並べる。
亞里亞はそのココットにボールに入っている液体を流そうとした。
しかし、
ガシャン!
手元がすべってしまい、ココットを床へ2つほど落としてしまった。
「割れちゃった。 ぐすん。」
幸い、液体はこぼさずにすんだ。
しかし絵柄が気に入っていたココットを割ってしまい、亞里亞は涙目になってしまう。
そのココットは4つしかなくて、予備はない。
高野は”すぐに他の器を用意しますね。”と言ったが、亞里亞は首を横に振った。
どうしても、このココットを使いたかったようだ。
だが、もう2個しかない。
そんな時、信二が近づいて、器らしきものを何も言わず4つ置いていった。
「わ〜、きれ〜。」
それはホワイトチョコで出来た器であった。
形は整えられておらず、器の縁は不規則にぎざぎざに刻まれていて、
周りに金箔が散りばめられている。
(やるな。)
弟子に対して、にやりと笑う高野であった。
そのチョコレートの器を亞里亞はすっかり気に入った。
本当は食べてしまいたかったが、一生懸命我慢してそれを使うことにした。

亞里亞はホワイトチョコの器に各液体を1色づつ流し込み、それを巨大な冷蔵庫に
入れる。
完成するまで、時間がかかる。
高野に”お部屋でおまちください。 完成したらお知らせしますから。”と
亞里亞は言われたが、待ち切れず、冷蔵庫の前で”まだかな〜”と
わくわくして待っことにした。

ようやく、ほどよい時間になり、亞里亞はそれを高野に取り出してもらい、
先ほど作った生クリームをそれの上にトッピングし始める。
ちょうど作業の最中、
「亞里亞さま、凍也さまがお見えになりましたよ。」
メイドの1人に案内されて、凍也がキッチンに顔を覗かせた。
「あ〜、兄や〜。」
亞里亞は台から飛び降りて、タタタ〜っと凍也の方に駆けよって行き、
彼の足元に抱きつく。
亞里亞の姿を見て、凍也は笑った。
「兄や?」
「まったく、お前は。」
凍也は亞里亞の鼻の先っちょについた生クリームを指でぬぐって、それを舐めて、
また笑った。
「じゃ、準備するか、亞里亞。」
「はい、兄や。」

亞里亞がキッチンへこもってしまっため、奈々は溜まっている仕事を片付けていた。
亞里亞のことだ。
きっと、凍也がくるので、コック長に何かお菓子のリクエストを
して、そしてそれをじっと見ているのだろう。
そう判断して、邪魔しないようにしていた。

「ふぅ。」
奈々はパソコンのメールを打ち終わり、ため息をつく。
そして、ポンポンと両肩を拳を作った手で叩いてみる。
自分でも”こってるな”とわかった。
メールの送信先は亞里亞の父親宛であった。
毎日定期的に連絡をしているのだ。
やはり親というもの、離れて暮らしていると心配らしい。
ましてや亞里亞はまだ子供だ。
自分達がいるとはいえ、不安は拭えないのだろう。

奈々はひさびさに、送信済みのメールを閲覧した。
ここには、日本に戻ってきてから書いたメールが書き残っている。
それを適当に何通か見て、奈々は深くため息をついた。
(私・・・、人生間違ったかしら。)
奈々は、つい3年前まで普通のOLだった。
OL時代は毎日同じ日々の繰り返し。
退屈だった。
一身発起して、会社を辞めて、退職金と貯めていたお金で
夢であったフランスへと留学をした。
半年しっかりとフランス語を学び、そして、運良く今の仕事に就いた。
始めは、周りがフランス人ばかりで、会話するだけで大変だったが
少しづつ慣れていった。

仕事は亞里亞に日本語と日本の文化を教えることが仕事だったが、
何故か、あれよあれよと過ごしているうちに、自然と
亞里亞のお世話がかりになってしまっていた。

亞里亞はそうとう両親に甘やかされて育ったため
かなりのわがままぶりだった。
夜中に起きて、突然、”黒猫屋さんのショートケーキが食べたいです〜”
とか言ったり、”今日は、学校行きたくないです〜”とかも言ったりした。
食べ物の好き嫌いも激しく、買い物に行くと欲しいものは買い放題
挙句の果てに、自分のことをお付きの人間だと思い”じいや”と呼ぶようになった。
そしてなにかあるとすぐに泣き出す。
まったく、泣きたいのはこっちだ。
そして一番酷かったのは”亞里亞、兄やに会いたいの〜”だ。
これで、亞里亞の日本行き決定。
奈々もなし崩し的に日本へついて行くことになる。
(あ〜あ、こんなことなら、あの時辞めておくんだった。)
ここの仕事は、大変だがそれに見合うだけの報酬はある。
給料は同じ歳の女性の平均月収のざっと3倍。
税金対策だといって、高級外車をもあたえられた。
住む部屋は屋敷内に沢山あるので、家賃はタダ。
もちろん光熱費から電話代もタダ。
そして3食おやつ付き。
だが、日本に来てからというもの、亞里亞の世話は予想以上
に大変で、それでいて休みがない。
そのおかげで、まわりの友人は次々と結婚していくのに、
奈々は今だ1人身だ。
なんだか悲しくなってきて、机に伏せた。
こんな仕事をしていたら、三十路になって、墓場行き決定だ。
奈々は何度目かのため息をつく。
(仕事、辞めようかな。)
今の仕事は、前まではフランスで仕事が出来るから少し大変でも我慢できた。
けれど、今は・・・・。
その時、
コンコン
自室のドアがノックされる
「どうぞ。」
一番最年少のメイドの女の子がドアをあけて、一礼して、
「メイド長、亞里亞さまがお呼びです。」
「亞里亞さまが?」
「すぐに食堂に来てくれとのことです。」
「わかったわ。」

(何かしら?)
亞里亞は凍也がいる時は、奈々を呼び出すことはほとんどない。
奈々が様子を見に行くぐらいだ。
亞里亞が凍也と夢中になって遊んでいるのもあるが、
きっと、子供ながらに、兄を独占していたいって気持ちもあるのだろう。
コンコン
奈々は食堂の巨大な木製のアンティークのドアをノックする。
「失礼します。 亞里亞さま、お呼びでしょうか?」
パ〜ン!
突然、心地よい破裂音がして、紙ふぶきが奈々に降り注ぐ。
「お誕生日、おめでとう!」
あまりに突然の事に、奈々は鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしてた。
「あの、えっと・・・・。」
右に10人、左に10人、メイドや庭師、運転手、そしてコック達が綺麗に
真中を開けて、クラッカーを持って並んでいた。
周りをきょろきょろしている奈々に、凍也が近づく。
「お誕生日、おめでとうございます。」
そう言いつつ、凍也は手にもっていた花束を彼女に手渡す。
「凍也さま。」
奈々はおずおずとそれを受け取った。
凍也は今だ現状を把握していない奈々に対して言う。
「今日、誕生日でしょ?」
そう言われ、奈々はようやく理解した。
(そっか、私、今日誕生日だったんだ。)
奈々は、あまりにも日々多忙なせいですっかり自分の誕生日を忘れていた。
「あ、ありがとうございます。」
「ほら、亞里亞。」
凍也の後ろで、彼のシャツを掴んでいる亞里亞。
凍也はそんな亞里亞をやさしく手で、自分の前へと促した。
亞里亞はゆっくりと歩いていって、手に持っていた、
綺麗な水色で包装され、黄色いリボンであしらってある箱を奈々に差し出した。
「あげる〜。」
奈々はそれを受け取り、まじまじと見つめる。
「開けても、いいですか?」
奈々がそう言うと、亞里亞はコクンと頷く。
皆が見守るなか、奈々は花束をメイドの1人にあずけ、
その箱のリボンを解き、包みを丁寧に外して、
ふたを開ける。
箱の中から、白いドライアイスの煙が立ち込めた。
そして、中には、
「これは・・・。」
そう、箱の中には4つのプリンが入っていた。
白い、チョコレートで作られた器の中に、
カスタード色とピンク色、深緑色にこげ茶色
のプリンがそれぞれ入っている。
色はそれぞれカスタードは普通のプリン、
ピンクはイチゴミルクプリン、深緑は抹茶プリン、
そしてこげ茶色はチョコレートプリンとなっている。
またトッピングとして、それぞれのプリンの真中には
小さく生クリームがのっていた。
「それは、亞里亞さまがお作りになられたんですよ。」
コック長の高野が、そっと助言するかのように切り出す。
そう、信二が渡したのは市販のプリンミックスだったのだ。
これなら亞里亞にでも簡単に出来るからだ。
奈々は高野と一度目をあわすと、再び箱の中へと視線を戻す。
箱の角にカードが挟まってたのを見つけ、それをとりだしてみた。
開いてみると、
”じいや、いつもありがとう”
幼い字で書かれていた亞里亞のメッセージカードだった。
そのメッセージを見て、奈々は涙があふれてきた。
”もう、辞めようかな。”
そんなことを考えていた自分が急にはずかしくなった。
亞里亞は確かに、今でもわがままなところがある。
よく泣かれるし、困らせられる。
けれど、けれど、こんなにも、他人を思いやれる優しい子に成長してくれた。
きっとそれは、凍也の力だが、それでも奈々は嬉しくて
しかたがなかった。
「じいや、どうしたの? なんで泣いてるの?」
そんな奈々を、不思議と亞里亞は見上げた。
「いえ、なんでもないです。 なんでも。 ありがとうございます。亞里亞さま」
奈々はそう言いつつ、メッセージカードを箱に戻し、
涙を拭う。
二人のその、ほほえましい光景を、凍也を始め、みんなが優しく見守った。

その日は、奈々にとって生涯忘れぬ誕生日となった。
そして亞里亞の作ったプリンは、亞里亞と半分こして食べた。
その味はとってもとってもおいしかったそうな。

Fin

                    あとがきみたいなもの

         今回は亞里亞SSをお届けします。 これは窓拭きさんからリクエストを
         いただきまして、書きました。 ありがとうございます。

         でも〜ごめんなさいです〜。 亞里亞SSなのに、なぜだかじいやSS(笑)
         実は九朗、亞里亞にはさほど興味はありません。 今回のSSはかなり悪戦
         苦闘の連続でした。 なんとか亞里亞らしさをだせるようにとDC版シスプリ
         の亞里亞編を非血縁でクリアーし、アニシスDVDの”亞里亞のおリボン”を
         5回見て、キャラコレを15回読み、そして、亞里亞ソングを20回聞いて・・
         ・・・・・聞いてこれかよ、ちきしょー!(爆)
         今回は、ダメだしされても文句はありませんね。 ”九朗さん愛足りないよ”
         とのツッコミは覚悟の上です(泣笑)。
         あう〜、もっと完成度高いSSが書けるようになりたいっスね〜。

         なんだか、これ、シリーズ化していきそうなので、いいかげん”咲耶ちゃん
         以外妹SS”だと味気ないから、どなたか、シリーズ化名つけてくれませんか?

         では、また、次妹SSでお会いしましょう!
         


九郎さんへの感想はこのアドレスへ
crow-fst@mx2.tees.ne.jp

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